冬の室内水耕栽培

葉物野菜の水耕栽培は、冬がおすすめです。

去年の秋から暮れにかけて、レタスの水耕栽培が思いのほか上手くいき、2か月程スーパーでレタスを買わずに済んだことから、この冬は室内水耕栽培の規模を拡大することに。

窓際のみという制約があったため、Amazonで3段のラックを購入。

安い割に頑丈でおしゃれです。

ただ、やはりラックだと、下段、中段は高さに制限があり、更に日当たりが悪くなってしまうようです。

なので、光を多く必要とし背が高くなるトマト、後半ガンガン上に伸びるパクチーを上段に、背の低いレタス等は下に配置。クレソンはどちらにも配置してみました。

この冬、屋外のミニトマトは未だに枯れず、冬の寒さで熟さないことをいいことに、ベランダに放置して完熟させていたのですが、ある日突然鳥に食い荒らされたため、まだ青いものも含めて全て収穫しました。

ミニトマト

冬に長期間かけて熟したミニトマトは本当に甘いです。

対して、室内のミニトマトは10日ほどで真っ赤に熟しました。

はちきれんばかりのパンパンなミニトマトに育ちました。

味は、若干青臭さがあるトマトらしい味でした。

クレソン

3月に入り、クレソンの勢いが増しています。

クレソンは好きな野菜なので大量に食べたく、ネットの情報や、関連の論文等もかなり読み、エアレーション有無、培地がスポンジ、バーミキュライト、無しなどの組み合わせを試し、ベストな栽培方法を探っているのですが、未だによくわからず。特にエアレーションの有無による違いがまだよく分かっていません。具体的には、エアレーション有と、無し(ペットボトル)の差が無い様に見受けられます。

現時点では栽培に重要な要素の順は、

栄養(と、栄養を吸収するために根の張れるスペース)>光量>>培地>>>>エアレーションまたは水流

だと思っているのですが、うちの環境では比較しても明確な差が現れず、謎な部分が多いです。

注意点としては、

  • 日陰でも育つが、日当たりが良い方が勢いよく伸びる
  • 窒素の吸収が早いため、液肥の濃度が低くならないように維持する(ハイポニカ規定量でOK)
  • 収穫のために切った箇所から出る水滴(通称、クレしょん)で床を濡らさないため、切り口を容器の内側に向ける
  • アルカリ性を好むため、アオコの発生は気にしない(酸欠する勢いの特濃アオコはダメかも)
  • 貝(ヒメモノアラガイ)は肝蛭という寄生虫(食べると肝硬変になったりする怖いやつ)を媒介するため、必ず取り除く

この辺りを押さえておけば、冬の間は毎日クレソンを食べることができます。

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