おかっぱりで50UPのバスが毎日釣れる、驚異の名古屋釣法について

名古屋釣法を導入した直後から、1日で複数匹の50UPのバスを釣ることができるようになりました。
一般的にはあまり知られていない名古屋釣法ですが、琵琶湖でひたすらスタッドを投げ続けてわかったことと、名古屋釣法発祥の地であるルアーショップおおので教えてもらったこと等をメモっていきます。

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この釣りの利点

・そのエリアの最大サイズのバスを狙って釣ることができる。

・食わせる力が強いため、バスがそこに居れば大抵すぐに答えが返ってくる。
→安心してランガンできる。

・荷物が超コンパクト
→スピニングロッド一本にジグヘッド、スタッド2袋、メジャー、ペンチ程度。

・ラインが強いため、外せない根がかりでもフックを伸ばしてリグを回収できる。

基本

・タックル

リール:2500番台のスピニングリール(ドラグはエギングの時よりもゆるくする)
ロッド:LかMLの軽くて適度にダルいロッド(Arriver 72がベストとのこと。基本的にNGなのはピンピンに張りが強いタイプと、巻物用のティップを下げるバランスのタイプ。理由は竿を振り続けると疲れるため。)
ライン:おおのナイロンラインの2号
ルアー:ギャンブラースタッド5インチ+1/32ozジグヘッド(フックサイズは#1)

※スタッド5インチとおおのラインはルアーショップおおので購入。

おおののおじさん曰く、「はじめはみんな、ミノ―でやっていた」とのこと。その後試行錯誤を重ね、使いやすさから現在の「スタッド5インチ+1/32ozジグヘッド」に落ち着いた。が、イメージはあくまでミノ―らしい。

・アクション

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「一定間隔で揺れるラインの重みを使ってルアーを引く」ということをまず理解する。

ラインスラッグを出すため竿を振る。振り方(縦さばきor横さばき)、振り幅、速度等は人によって全く違う。振り方に正解は無く、長時間竿を楽に振り続けられる方法がベスト。

僕の場合、横さばきでティップの振り幅5cm程度、秒間3~4回振っている。本家は縦捌きで振り幅20~30cm、秒間2回程度らしい。

竿を振る回数を増やすと、ボトム感知能力が上がる代わりにロッドを支える指がすぐに痛くなった。このため、リールフットを挟まずにフォアグリップだけを支えるような持ち方に変え、ロッドエンドを肘にコツコツと当てる動作に変えたところ、一晩中快適に長時間シェイクし続けるようになった。

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・あたり~合わせ

障害物付近であたりが集中する。あたりの出方はビニール袋を引っかけたような重さを感じるケースが大半。とりあえずラインを張って聴いてみる。動いたらスイープで合わせて、その後スプールを抑えて追い合わせを入れる。掛けてすぐに追い合わせしないとばれるという経験は今のところ無い。

「コツッ」と手元に来るあたりの場合、一瞬で吸い込んで口の奥に掛ってる可能性大なので、歯でラインを切られる前にサクッと取りこむ。

手元に伝わらない当たりも多いため、夜釣りの場合でもティップの変化に注意する必要がある。表面加工がマット仕上げのロッドでなければ、街灯などをティップに反射させると、曲がり具合を正確に確認できる。

・やりとり

ロッドとラインの角度を90度に保ち、ヘッドシェイクの衝撃をロッドで吸収する。
ドラグを緩くしておくとヘッドシェイクの頻度が減る代わりに走りまくるようになる。
根ずれしないよう沖に走らせて疲れさせて取りこむ。竿を立てすぎるとジャンプされてばれるので、魚が浮いてきたら竿を寝かす。

ルアーについて

・軽いジグヘッドを使うため、ワームに癖がついていると回ってしまう。
→曲がっているワームは使わない

・実際に泳がせてみて、回らない事を確認する。
→回ると障害物回避率が落ち、釣果が本当に落ちる(気がする)。

・塩入りのスタッドは重心が変わるしフォールが速くなってしまう。
→風のせいでリグが浮き、通したいラインを上手くトレースできない場合に使える。

・「薄刺し」がいいとされるワームの刺し方について。
→厚刺しでもよく釣れたので体感できなかった。

・スタッドは5インチ以外でも良いか。
→5インチのバランスが異常に良い。

カラーについて

・暗い時間帯・・・ジュンバグ、パンプキンなど、シェルエットがはっきりしたもの

・明るい時間帯・・・シェルエットがはっきりしないもの

※プロブルーは例外的に、昼夜問わず有効

時期

釣り場(というかベイト)にもよるが、春先はめっぽう強い。

プリスポーンの把握については、琵琶湖のリアルタイム水温グラフを作成したため、ご参考まで。

琵琶湖のリアルタイム水温グラフ

まとめ

名古屋釣法はやりこむほどに気付きがある、非常に奥の深い完成された釣りです。
釣果だけを見ても、メジャー釣り場では周りの釣り人と比べても明らかに数とサイズが出るという実感がありました。

この釣りに関してはまだまだ入門者の域を出たという感じはありませんが、今後も続けて極めていこうと思います。

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使用タックル

ロッド:ラグゼ カマー444S
リール:12ルビアス2506
ライン:おおのナイロンライン2号
ルアー:ギャンブラースタッド5インチ+バイオレンスジグヘッド #1 1/32

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おかっぱりで50UPのバスが毎日釣れる、驚異の名古屋釣法について」への9件のフィードバック

  1. お初です

    名古屋釣法懐かしいですねー、10年くらい前はこの釣法で釣りまくってました
    名古屋では結構やってる人がいて琵琶湖でもこの釣法で釣りまくったらしく、琵琶湖では名古屋ナンバーの奴らが何故か爆釣している同じリグでも明らかに釣果が違う!スゲー!とまで言われたそうですw
    しかし、この釣法今ではミドストと名前を変えて流行ってしまい昔ほど釣れなくなってしまいました・・・(それでもまだ釣れますけどね)
    この釣法でローリングする時、フラッシングが明滅するよう設計されたワームが各メーカーから出てるので、今度それを使ってみようかなと思ってます

    僕も名古屋在住ですが、メインは知多野池群ですが、このブログ読んで川バスも挑戦したくなりました

    • こんばんは。

      僕はまだ名古屋釣法入門したての初心者ですが、あまりの釣れっぷりに驚いています。

      相羽プロが広めたミドストは小さいワームと細いフロロラインを使ったローリングを重視したもののようですが、
      名古屋釣法は大きめのワームと太めのナイロンラインで見えないストラクチャーを釣る、意外にストロングな釣りのようで、
      実はあまりローリングや明滅という要素は重要ではないのではないかと感じています。

      名古屋釣法は熟練すると、バスがルアーに追従しながら咥えた瞬間すら体感できるようになるらしいのですが、
      僕はまだまだ修行不足です。
      しばらくバス釣りをする時はこれ一本で通してみようと思っています。

  2. 今晩は。初めまして。ブログ大変興味深く拝見させて頂きました。私は京都市在住のバス釣りを初めてまだまだ初心者です、

    ここで、御聞きしたい事があります。

    名古屋釣法です、イラストに書いてあります、道糸から伸びています、二又の道具は何なのですか?よければ、名前とメーカーを教えてください。それとイラストに書いてありますが、二又の部分は水中の中ではなく外に出すのですか?

    それと糸が2つに別れ又一つになっていますが、糸のくくりかたはどうされいるのですか?

    それと二又から又一つになって、水中の中に入っている糸の長さはなんセンチ位ですか?

    いろいろ御聞きしましたが、お忙しいとは思いますが、暇な時にでも教えて頂けたら有り難く思います。どうか宜しくお願い致します

    • こんにちは。

      おっちゃんさんのご説明の通りです。
      二股になっているラインは1本のラインが上下している様子で、シェイクが水面で吸収され、ルアーに届かないことを示しています。

      ルアーの泳層は、着水後のカウントダウンにより調整できます。春先はボトムを少し切ったあたりで泳がせることが多いです。

  3. クニやんさん
    二股のリグではなく、図の太い線はロッドと思われます。
    あの図は上下にロッドを振り、ラインも上下に振れている事を
    表していますよ。
    ラインスラックをある程度出し、ロッドを振ることでルアーが
    一定のレンジを上下しながら、スイミングするものだと思います。
    ちょっと前に流行った「ミドスト」で検索すると、参考になる
    映像とかも出てくると思いますよ。

  4. こんな釣り方も有ったのか。
    関東の昭和沼にてトーナメントワームノンシンカーのサスペンドゆっくり引きとも違うメソッドの様だ。

  5. はじめまして、コーキマンと言います。

    こちらで名古屋釣法を知り、興味津々で拝見させていただきました。

    最初はスタッドは十分沈めてから、浮いてこないスピードで、
    張らずに、スラッグを出しながら、竿を振って、早く巻きすぎない感じでしょうか?

    底のほうをゆっくり泳がせてくるイメージでしょうか?
    中層を泳がせてくるイメージでしょうか?

    初心者で周りにも聞ける人が居なくご質問させていただきました (;´Д`)

    お時間あったら教えて下さい(^^♪ よろしくお願いします。

    • こんにちは。
      僕もこの釣りに関してはまだまだ初心者ですが、お答えします。

      春先プリスポーンの時期に琵琶湖の南湖で釣る場合、底付近を泳層をキープしながらゆっくり泳がせるイメージで、基本的には合っていると思います。

      竿捌きは人それぞれなので、とりあえず色々試して、ご自分がやりやすく疲れにくい方法を見つけてみてください。

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