ブラックバス飼育のおもひで

もう15年以上前のことですが、僕がブラックバスを飼っていたころのことを思い出してみます。

「なんだお前、闇放流しまくってるじゃないか!!」という突っ込みは無しの方向でお願いします。

その1 庄内川で釣れたシーバス(10cm)

バスを狙っていた時に偶然釣れたシーバス(セイゴっていうよりアジ)を、家に持ち帰って飼ってみました。60x45x45㎝の水槽に一匹飼いという、超ぜいたくな環境です。だって目がでっかくてめちゃくちゃかわいいし・・・。

ところがこやつ、餌を全く食べません。ビビッているのか、水槽の上の隅っこに隠れて、小魚を全く追おうとしません。真水だから活性が上がらないのかな?と思い、水草を全部出して汽水飼育してみましたが、全くやる気が出ないご様子。

小さ目のスジエビを鼻先に落とすと、たまに反射食いするものの、少し目を離した隙に吐いていました。うーーん。

色々試したものの、どんどん痩せていくばかりですごく悲しかったので、大好きだったけど釣った川に逃がしました。

その2 庄内川で釣れたバス3匹(15cm~20㎝)

やっぱバスが飼いたい!!ってことで、懲りずに庄内川で釣ったバスを飼うことに。前回は一匹だからビビってたんだろうという仮説のもと、3匹一緒に飼ってみました。ところがこいつらは常に喧嘩しっぱなしで、えさを中々食べてくれませんでした。一番小さいやつは弱っていくばかりでした。

殺してしまう前に断腸の思いで庄内川へ放流!!

※今やると闇放流で罰金刑です。

その3 野池で釣れたバス(30cm)

でもやっぱバスが飼いたい!!!!!ってことで、野池からまあまあの大きさのバスを釣って20リットル入りバケツに水をいっぱい張ったまま、家まで自転車で(片道12キロ)輸送して飼うことにしました。

※今やると、「バスを生きたまま輸送した罪」で罰金刑です。

こいつは流石にそこそこ育っているだけあって、水槽に入れたその日からえさを食べてくれました。うれしい!!!

でもこれが、えさとり地獄(バスがあまりに可愛すぎたので、全く苦にはならなかった)の始まりだったとはつゆ知らず。

30㎝のバスを毎日腹いっぱい食わせていくには、両手ですくえる位の量の小魚&エビが必要だったと思います。なので、ほぼ毎日バケツ2つに満タンのえさを池で獲ってきて、庭にえさストック用の衣装ケースを2つおいて、そこで金魚のえさをガンガン与えて肥育させ、バスに与えるということをやっていました。

最初水槽に入れた時、体表に寄生虫がちらほら見えたものの、栄養価ばつぐんの愛情料理のおかげか、1週間位でピッカピカのブロンズバックになりました。

ガンガンえさを食って空気を読まずにガンガンデカくなっていく、ばす夫・・・
ばす夫は、10㎝オーバーのヨシノボリが大好物でした。次点でオイカワ。

40㎝に届きそうになった時点で、60㎝水槽ではあまりにもかわいそうだったので、おかんに90㎝水槽導入の必要性を必死でプレゼンするものの却下されてしまいました。

住んでた池に返したかったのですが、バケツに入れるとななめになるくらい育ってしまっていたため、近所の庄内川に放流です。

※今やると闇放流で罰金刑です。

その4 超カッコイイピーコックバス3匹

ばす夫と別れてからというもの、ばす夫とのうつくしい思い出に浸って涙を流す日々を過ごしていました。ところがある日、熱帯魚屋で

「シクラテメンシス(ピーコックバス)8㎝ 480円」

に出会ってしまいます。そして、飼ってしまいます。こいつらは死ぬほどかわいくて、3cmのモロコを5匹食べると、ふぐみたいに腹がパンパンになります。ドゥフフフwww

とか言っているうちに3匹とも25㎝を超え、食べるえさの量が半端なくなってきた頃、12月に入ってしまい、近所の池で小魚&エビが全く取れなくなりました。えさ用金魚は1匹30円もするので、そんなの買っていたらけつの毛までむしられます。

そんなわけで、泣く泣く3匹をバス持ちして記念写真を撮った後、買った熱帯魚屋に無料で引き取ってもらいました。

そういえばこいつら、80㎝とかになるんだった・・・忘れてた・・・無念。

まとめ

肉食魚のかわいさは異常です。「こいつのためなら死ねる!!」と心の底から思うようになり、時間とお金を惜しみなく使ってしまいます。

でも、奴らはむちゃくちゃ大きくなります(オヤニラミを除く)。今では絶対に放流できないので、一生面倒を見る覚悟で飼うことが大前提です。でっかい水槽とでっかい濾過機が必要不可欠です。大きく育つと、犬猫と同サイズのうんこをするからです。

あとエサも、いつでも手に入る人工エサに餌付けさせる必要があります。この餌付けというのが魚にとっても飼い主にとっても地獄そのものです。

具体的には、生餌以外口にしない愛魚を飢え死に寸前まで飢えさせて、「これを食わないと死ぬ!!!」という状況に追い込む必要があります。腹ペコでげっそりしている姿が見るに耐えなくて、僕は人工エサの餌付けに成功したことが一度もありません。もし餌付けに成功しても、でかい魚なら毎月のえさ代はめんたま飛び出ることでしょう。

と言うわけで、肉食魚飼育はハイリスクハイリターンすぎます。
素人にはおすすめできません。
だから、リッチマンになるまではAndroidアプリでがまん!!

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